やっと記事が書きあがった。早くアップしたいけど、投稿する前に確認することってあるの?
WordPressで記事をアップ後「○○を忘れていた!」と気づくブログ初心者さんは多いでしょう。
私自身投稿後、記事を修正することがよくあるので、投稿する前にこれを見ておけば間違いない『チェックシート』を作成しました。
ぜひ投稿前に、抜け漏れがないか確認してみてください。
ブログ記事投稿前のチェックシート10選
ブログ投稿前のチェック項目は全部で10個です。
どの項目も確認に時間はかかりませんので、記事の公開前にぜひご確認ください。
- タイトル(文字数32文字程、キーワード2~3含める)
- 音読し誤字脱字の確認
- 見出し(正しい順序、キーワードを含める)
- パーマリンクの設定
- カテゴリーとタグの確認
- メタディスクリプション設定
- 内部リンクと外部リンクの設置
- 画像(ファイル名・altタグ・タイトル)
- アイキャッチ画像の設定
- スマホで確認
では早速1つずつ解説していきます。
①記事タイトル
タイトルのチェック項目は2つです。
- タイトルの文字数を32文字程度に
- キーワードを2〜3個入れる
それぞれ解説していきます。
タイトルは文字数は32文字程度
一般的にタイトルは32文字以内がよいと言われる理由は、文字数制限を超えると「…」で表示されるからです。
しかし、表示部分のタイトルで記事内容を充分読者が理解できれば、文字数が超えていても特に問題はないでしょう。
いかに表示されたタイトル部分で、読者の目を惹きつけられるかが重要です。
また、表示される文字数は、アクセスするデバイスや使う検索エンジンの種類により変わります。
Google検索である記事タイトルの表示を比べてみました。
同じ記事ですが、スマホはパソコンよりタイトルが長く表示されているのが分かります。
試しに「ブログ タイトル 文字数」で検索し、ヒットした1ページ目全てのタイトルの文字数を数えてみました。
パソコン:平均29文字(表示は28〜30文字)
スマホ(iPhoneXS):平均33文字(表示は30〜38文字)
上記の結果も全て、スマホはパソコンより長くタイトルが表示されることが分かりました。
このことから、スマホでの表示を重視するなら38文字程度まで。
スマホ・パソコン両方配慮するなら、32文字程度が表示されると考え、タイトル付けをするのが無難と言えるでしょう。
このブログも8割がスマホからのアクセスだよ。スマホ表示の重要性は益々増えていきそうだね。
キーワードを2〜3個入れる
タイトルには記事の一番重要なキーワードをGoogleの検索エンジンに伝える役割があります。
そのため、記事内容に沿ったキーワードを2〜3つ入れると良いでしょう。
私はキーワード選定に、
を使っています(どちらも無料)
キーワードを複数入れる理由は、ブログ初心者が1つのキーワードで検索上位を取るには競合が多く難しいからです。
下の画像を見て分かるように、複数キーワードがあると、それだけ競合の数が少なくなっていきます。
また、複数キーワードで検索する場合、読者の検索意図はより明確です。
読者の求める検索意図に沿った記事を書くことも、重要と言えるでしょう。
タイトルをつける際、重要なキーワードは左詰で入れよう。人間の目は左から右へ見ていく傾向があるから、読者が一番最初に目を引くのが左側だよ。
不自然にならない程度にね。
②記事を音読する
ブログを書き終わったら、全体を音読することで、適切な文章か確認することができます。
もし音読時に違和感を感じれば、読者も同じように感じる可能性があるので修正が必要です。
音読することで、下記のことが分かります。
- 誤字脱字がないか
- 読点(、)を打つ位置は正しいか
- 適切な改行や行間か
- 語尾に同じ言葉や言い回しを連続して使っていないか
上記4つを意識し、音読してみましょう。
特に多い誤字(同訓異義語・同音異義語)
間違えやすい誤字に、読み方が同じで意味が違う「同訓異義語・同音異義語」があります。
- 速い⇄早い
- 暖かい⇄温かい
- 変える⇄替える⇄代える⇄換える
- 聞く⇄聴く
- 超える⇄越える
- 制作⇄製作
- 現状⇄原状
- 回答⇄解答
変換ミスは気づかないことも多いので、音読時にチェックしてみましょう。
数字の小数点、3桁区切りに注意
数字の小数点を打つ時はピリオド(. )を使い、3桁区切りは(, )コンマを使います。
- 小数点はピリオド(. )
○正しい:4.9
✖️間違い:4,9
- 3桁区切りは(, )コンマ
○正しい:1,000円
✖️間違い:1.000円
上記2つは使う場面も多いので、投稿前確認してみてください。
③見出し(hタグ)の使い方
見出しのポイントは2つあります。
- 正しい順番か(h1→h2→h3)
- キーワードを入れる
それぞれ見ていきましょう。
正しい順番か(h1→h2→h3)
見出し(hタグ)には順番があり、間違えて使うとGoogleが適正な評価をしてくれない可能性があります。
h1は記事タイトルなので、記事内にはh2、h3などを使っていきます。
使う順番が大切なので、必ず見出しのh2を使った後に、h3を使うようにしましょう。
h1:記事タイトル
記事内容↓
h2:大見出し
h3:中見出し
h2:大見出し
h3:中見出し
h3:中見出し
h2を使うところで、h4を使うのはNGです。
なぜなら、検索エンジンのクローラー見出しの順番がバラバラだと混乱し、正しく評価されない可能性があるからです。
h4以降のタグは細かくなりすぎるので、多用は避けよう。
新たにh2を使い、見出しを分けると読みやすい記事になるよ。
見出しにもキーワードを入れる
タイトルにキーワードを入れたように、見出しにもキーワードを入れましょう。
なぜなら、下記の利点があるからです。
- 検索エンジンに、ページの内容を伝えることができる
- 読者が見出しを見れば、書いてある内容が分かるから
検索エンジンに伝えたいがため、毎回同じキーワードを全ての見出しにも入れるなど、不自然な使い方は辞めましょう。
見出しの質が高まると読者はどこに何が書いてあるか一目で分かるため、記事の質が高まります。
記事の質が高まることは、SEO的にも有効なので、自然にキーワードを入れられると良いでしょう。
④パーマリンクの設定
パーマリンクの投稿前のチェック事項は、以下の通りです。
- 一度設定したら後から変えることは避ける
- 英数字と記号(ハイフン)で設定
- 長すぎず記事に関連したワードを選ぶ
解説する前に、そもそもパーマリンクとは何かを次に説明します。
そもそもパーマリンクとは何か?
パーマリンクとは、ブログの記事ごとに設定するアドレスのことです。
この記事のスラッグ「blog-checklist」は記事内容を表しています。
パーマリンクは記事の内容に沿ったワードで、かつシンプルなものが望ましいです。
なぜなら複雑で長いとクローラーが読み取りにくく、読者も何の記事かを判断しずらいからです。
パーマリンクは変更しない
パーマリンクを一度設定したら、記事アップ後に変更することは避けましょう。
なぜならパーマリンクを変えることで下記の問題が発生します。
- 外部リンクが切れてしまう
- 検索順位が下がる可能性がある
外部リンクとは、誰かがその記事をSNSでシェアしたり、ブログ内で紹介したリンクのことを指します。
パーマリンクを変えることで、URLが変わるため、変更後はアクセスできなくなるためリダイレクト(転送)の設定を必要があります。
また、Googleからの評価が落ち、検索順位が下がる可能性があるので注意が必要です。
公開済みの記事のパーマリンクを変更することは、大きなデメリットがあるのでなるべく避けよう。
英数字と記号(ハイフン)で設定
パーマリンクは英数字と記号(ハイフン)で設定しましょう。
日本語も設定できますが、404エラーが発生したり、エンコードによりアドレスが非常に長くなるため避ける方が無難です。
また、記号はアンダーバー( _ )よりもハイフン( – )を推奨することがGoogle検索セントラルに記載されています。
パーマリンクは英数字だけでもOKだよ。
例)https://inacoblog.com/1weeks/
関連したワードを選ぶ
簡潔なパーマリンクは、読者がURLから何の記事かすぐ判断することができます
また、検索エンジンもそういったパーマリンクを好みます。
記事内容に関連したワードを選ぶ際は、
- 記事のキーワードを英語に翻訳してみる
この記事の場合:ブログのチェックシート→blog-checklist
- 同じキーワードで記事を書いている人のパーマリンクを参考にする
上記のポイントを踏まえると良いでしょう。
⑤カテゴリーとタグの確認
投稿前に見落としがちなのが、カテゴリーとタグの設定です。
- 1記事に対し1カテゴリー
- タグは3個程度に収める
それぞれ見ていきましょう。
1記事に対し1カテゴリー
1つの記事に対し、カテゴリーは1つまでにしましょう。
なぜなら、複数カテゴリーを設置しても、検索エンジンに認識してもらえるのは1つまでだからです。
また、記事内容に添ったカテゴリーに分けることで、読者がより早く目的の記事を見つけることができます。
読者の利便性向上は、SEO的にも有利に働くので、忘れずチェックしましょう。
カテゴリーはデフォルトでチェックが入ってしまうので、記事の内容にあったカテゴリーに必ず変更しよう。未分類はNG!!
タグは3個程度に収める
タグとは記事を分類する付箋のようなもので、1記事に対し3個程度にとどめた方が無難です。
タグは複数の切り口から探すことができるため、多数の記事の中から読者の目的にあった記事を探し出すためにタグは有効です。
ただしタグを多くつけてしまうと、重要度が分散するため、3個程度に抑えめた方が無難と言えるでしょう。
⑥メタディスクリプション(抜粋)
メタディスクリプション(抜粋)とは、ユーザーが検索した際、検索エンジンに表示される100文字程度の記事の紹介文です。
下記画像のように表示されます。
ただし、必ずしも設定メタディスクリプション(抜粋)が表示される訳ではなく、Googleの判断で記事の一部が掲載されることもあります。
上記の記事の場合、WordPressの画面では、このようにメタディスクリプションを入力しています。
タイトルと同じく、ディスクリプションの内容により読者がその記事を見るか判断する重要な部分です。
読者は悩みを解決するために検索しているので、下記のようなことを重視して書くとよいでしょう。
- 記事の概要
- 記事を読んで得られるメリット
- どのような悩みを解決できるのか
リード文の簡易版のようなイメージですね。
記事とタイトルに沿った内容を、必ず投稿する前に入力しましょう。
メタディスクリプション(抜粋)を入力せず記事を公開すると、検索時記事の冒頭文が表示される可能性が高いよ。
⑦内部リンクと外部リンク
記事を書き終えたら、内部リンクと外部リンクを貼ることで、補足できる場所はないかを探します。
内部リンク:自分のサイト内の関連記事を貼る
外部リンク:外部のサイトの関連記事を貼る
特に内部リンクは、ブログ内の滞在時間を上げるため、自然と読者を誘導できるように貼ることが重要です。
ただしあくまでリンクはブログの質を向上させるためのもので、無理矢理はるものではありません。
⑧画像の注意点と3つの設定
記事内に画像を入れる際、4つのことに注意しましょう。
- 画像容量は圧縮やプラグインを使い軽くする
- ファイル名は半角英数字で画像内容に合ったものを
- alt属性(代替テキスト)は日本語で画像説明
- タイトルは日本語で
特に混同しやすいのが、画像設定時の名称です。
ファイル名 | 半角英数字、半角ハイフン&アンダーバー |
alt属性(代替テキスト) | 日本語で画像説明 |
タイトル | 日本語 |
それぞれ解説していきます。
画像容量はなるべく軽くする
画像が重いと記事を開くまでに時間がかかり、利便性が低下するため、私は以下の方法で画像容量を減らしています。
- 画像圧縮サイトを使用
⇨画像圧縮サイト「iLoveIMG」へ飛ぶ - プラグイン「EWWW Image Optimizer」で画像を自動圧縮
まず画像圧縮サイトを使用し、画像サイズを落とします。
画像をUPする際、以下のサイズを目安にしています。
アイキャッチ画像:150KB以下
h2下の画像など:30KB以下
次にWordPressのプラグイン「EWWW Image Optimizer」を使用します。
アップ後に自動で画像を圧縮してくれるのでオススメです。
途中から導入しても、過去に掲載済みの画像を一括圧縮することも可能です。
フリー素材の画像や、カメラで撮った画像は非常に容量がかなり大きいので、そのままアップはNGだよ。
ファイル名は半角英数字で画像内容に添ったタイトルを
ファイル名は、半角英数字とハイフン、アンダーバーを使い、画像内容に添ったタイトルを付けるようにしましょう。
なぜなら、検索エンジンは画像のファイル名で描いてある画像情報を判断するため、前後の文と全く関係のない文字列だと検索エンジンが混乱するからです。
Googleもファイル名をきちんと設定することを推奨しています。
画像のファイル名と alt テキストを最適化すると、Google 画像検索のような画像検索プロジェクトが画像を適切に理解しやすくなります。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
ファイル名を入れることで、Google画像検索でも表示されやすくなります。
ファイル名で使用する文字は以下の通りです。
- 半角英数字
- 半角のハイフン( – )
- 半角アンダーバー( _ )
日本語を使うと、エラーや表示されない原因になるので避けましょう。
フリー素材をダウンロードすると自動でファイル名が入ってしまうので、都度ファイル名を変更する必要があるよ。
alt属性(代替テキスト)は日本語で画像内容を説明
何らかの不具合で画像が表示されない時、alt属性(代替テキスト)で設定したテキストが替わりに表示されます。
代替テキストはひらがなや漢字などが使用可能で、画像の内容を具体的に示すことが重要です。
代替テキストでの画像の説明をクローラーが理解することで、SEO的にも優位に働きます。
装飾として挿入した画像は、あまり意味を持たないので代替テキストの入力は不要だよ。
タイトルは日本語で入れる
タイトルは画像検索で表示される箇所であり、日本語で書きます。
ファイル名を日本語にしたものを入れるのが、分かりやすくてよいでしょう。
デフォルトでファイル名と同じ文字が入ってしまうため、修正が必要です。
⑨アイキャッチ画像の設定
私がアイキャッチ画像を作る際、意識しているポイントは以下3つです。
- 一目で記事内容が分かる
- スマホでも読める文字の大きさ
- 絵から記事内容がイメージ出来る
アイキャッチ画像は、ブログの宣伝ポスターです。
思わず記事を読みたくなるようなものを作成できれば、読者も増え、SNSでシェアされる可能性も上がります。
canvaがオススメ
私はcanva(キャンバ)の無料版でアイキャッチ画像を作成しています。
作成する際、テーマJINを使用しているためサイズは横760px:縦428px(16:9)で作成します。
素敵なテンプレートが沢山揃っているため、デザインをしたことがない人でも簡単にできるのでオススメです。
⑩スマホで記事全体を確認
スマホ画面はパソコンに比べて小さく、表示のされ方も異なるため、必ず投稿前にスマホ画面で記事全体を確認する必要があります。
なぜなら読者のほとんどは、スマホで記事を読むからです。
スマホのブラウザでWordPressにログイン>投稿から下書きの記事を開く>プレビューボタンを押す
確認する際、
- おかしな所で改行されていないか
- 行間は適切か
- 画像は見やすいか
このようなことを確認しています。
記事は読み飛ばされるもの
スマホはスクロールしながら記事を読むため、読者が文章を細部まで読むことは稀です。
「記事は読み飛ばされるもの」と考え、パッと見ただけでどこが重要か一目でわかる記事にする必要があります。
文章だけでなく、
- 画像
- 吹き出し
- ボックス
- 箇条書き
こういった視覚的な情報を記事に盛り込み、スマホ画面全てが文章で埋まるのを避けた方が、より読みやすい記事になるでしょう。
まとめ:習慣化させることが大切
ブログ記事を投稿する前に、チェックしておきたいこと10選を今回は解説しました。
- タイトル(文字数32文字程、キーワード2~3含める)
- 音読し誤字脱字の確認
- 見出し(正しい順序、キーワードを含める)
- パーマリンクの設定
- カテゴリーとタグの確認
- メタディスクリプション設定
- 内部リンクと外部リンクの設置
- 画像(ファイル名・altタグ・タイトル)
- アイキャッチ画像の設定
- スマホで確認
記事を書き終えても、投稿するまでにやることが非常に多く、ブログ初心者のうちは都度忘れがちです。
そこで、最初のうちはチェックシートを使い1つずつ出来ているか確認し、習慣化させることが大切です。
ぜひ今回のチェック表をフル活用してくださいね。
イナコ(@inacoblog)
応援のポチを押していただけると嬉しいです!!
↓↓
にほんブログ村ブログ村をされている方はぜひフォローもお願いします♩
↓↓